インドの力に群がる7人の超人？

相変わらず混迷しているF1のストーブリーグですが、ある１つチームの1つのシートをめぐってバトルが始まっています。

F1通信より
フォース・インディア、ラルフ・シューマッハとフィジケラをテスト
『グランプリ優勝経験のあるラルフ・シューマッハ（32歳）とジャンカルロ・フィジケラはF1の命綱を求めて、来週スペインでフォース・インディアのテストを行うドライバーの仲間入りをする。
スパイカーから改名したチームは28日、両ドライバーおよびクリスチャン・クリエン（オーストリア）、ヴィタントニオ・リウッツィ（イタリア）、フランク・モンタニー（フランス）と共に、12月4～7日のテストを担当すると発表した。
F1レース経験のないオランダ人のギエド・ファン・デル・ガルデ、スペイン人のロルダン・ロドリゲスを加えた計7人が今回のテスト用ラインアップである。』


うわさにはあがってましたが、ラルフとフィジケラがテストに参加する模様です。この2人はF1関係者の間では『もう潮時』と呼ばれて来期引退の可能性が高いドライバーです。

このフォーズインディアと言うインドチームはジョーダングランプリ→MF1→スパイカーと2年前からチーム売却され来期からインドの力で飛躍しようとしています。
ラルフ、フィジケラともにこのチームの前身であるジョーダンで走っており古巣に戻る格好になります。
新しいチームとあって優勝経験者のドライバーはほしいところですが、実際この2人にその価値があるかと言うと…???なところがあります。
特に今年の結果を見てもラルフはいいとこなし、フィジケラは新人のコバライネンに完敗という状態。
レッドブルがベテランのクルサードを起用し徐々に力をつけてきている(スタッフの力もありますが)という事実もあるので否定はできませんが、やはり疑問です。

この状況にバーニー・エクレストンは
『2008年にフォース・インディアで競争力のないシートを得ようとするくらいなら、F1を引退した方がいい』とアドバイスしたようです。
※ソース『F1速報の決定版!TopNews★レース速報』の"ラルフとフィジケラに引退を勧めるエクレストン"より

彼らの年齢で言うとまだまだ戦える年齢ではあるので引退するには早いと思いますが、仮にこのインドの力に入れたとして今後彼らにF1での明るい未来があるかと言うと、答えは『No』ではないかと思います。
昔ジャック・ヴィルヌーヴができたばかりのB.A.Rに行き、そのままいいところなしに消えて行き、1年後に帰ってきたけど成績はさっぱりと言う失態をさらして引退していった事実を見ると…

やっぱり無理に残ろうとしないでもいいんじゃないかなと、勝手に思ってます。






しかしテストドライバーとして7人もエントリーするとは…
モテモテですな、インドの力さん。


追記：昨日書いた『…でいったいどっちなん？』のアロンソとレッドブル交渉の真偽ですが、どうも話し合いはしていないようですね。
『交渉あり』は記者の勘違いで(意図的に???)書かれたようです。